実績
第24回 外食業界活性化交流会「エフロク」開催レポート ~大阪・関西から日本、そして世界へ。成長の壁を突破する未来戦略~
2025年11月4日、大阪・なんばの「YES THEATER」にて開催された「第24回 エフロク」。外食業界を牽引するリーダーたちが、実体験に基づいた「経営の壁の乗り越え方」を語り尽くしました。
【オープニング:金澤 拓也 氏を偲ぶ】
開会に際し、エフロク創業メンバーである株式会社カームデザイン 代表取締役社長 金澤 拓也 氏(11月2日逝去)の訃報が伝えられ、参列者全員で黙祷を捧げました。
株式会社エターナルホスピタリティグループ 代表取締役社長 兼 CEO 大倉 忠司 氏は、15年来の親交があった金澤氏の「業界を良くしたい」という情熱を振り返り、「その遺志を継ぎ、我々が外食の未来を素晴らしいものにしていこう」と力強く呼びかけました。
続いて、エフロク代表幹事の株式会社レストランバンク 代表取締役社長 林 秀光 氏からも、故人の悩みや業界への思いを背負い、本会を次なるステージへの一歩にしようとの挨拶がありました。
【第1部:海を泳ぎ続け30年。これからくる外食業界の新しい波】
対談:元フードスタジアム編集長 佐藤 こうぞう 氏 × フードリンクニュース編集局長 小山 裕史 氏
外食メディアの最前線で30年以上業界を見守ってきた二人が、これからのトレンドを分析しました。
•「ノンジャンル」と「物語」の時代: これまでの「ネオ大衆酒場」ブームから、特定の枠にはまらない「ハイコンセプト」な店が求められる時代へ。小手先の流行ではなく、店独自の「物語(ストーリー)」がブランド価値を決めると指摘。
•100億円企業を100社育てる: 業界全体の魅力を底上げするためには、中規模以上の勢いある企業を増やすことが不可欠。鳥貴族OBの活躍やメディア未掲載の地道な実力派企業にこそ、次なるヒントが隠されていると語りました。
【第2部:大阪・関西から日本へ、世界へ。成長の壁の超え方と未来】
対談:株式会社レストランバンク 代表取締役社長 林 秀光 氏 × 株式会社エターナルホスピタリティグループ 代表取締役社長 兼 CEO 大倉 忠司 氏
国内外で1,000店舗以上を展開するトップランナーと、アメリカ展開を加速させる気鋭の経営者が、経営の本質について議論しました。
•創業時の壁と突破口: 林氏は、最大の壁を「目の前のお客様を喜ばせる技術がなかったこと」と振り返り、自分を磨き抜くことで道を開いた経験を披露。大倉氏は、空中階への出店戦略への転換など、時代の変化を読み切った「逆転の発想」が成長の鍵であったと語りました。
•世界市場への挑戦: 大倉氏はアメリカ・中国(上海)での100店舗展開を掲げ、「生活インフラ」としての日本食を世界に広める意欲を表明。林氏も年内に中津やカリフォルニアでの出店を計画しており、日本食の持つポテンシャルを強調しました。
•DXと「人間味」の両立: 「人が作業して価値を生まない部分はデジタル(DX)に任せ、人間にしかできない『温かみのある接客』に注力すべき」という、外食の本質を忘れない効率化のあり方で意見が一致しました。
【今後の展望と交流】
最後に、林氏は「もの作りを忘れない100億円企業」を目指すと宣言し、大倉氏は「時代に流されないベーシックな価値の追求」の重要性を説きました。
その後の交流会や焼肉店での二次会では、登壇者と参加者が垣根を超えて語り合い、大阪・関西から世界を目指す外食経営者たちの強い絆が確認された一日となりました。